7/27/2010

夏でも冬でもおまかせリゾート

ミュンヘン、お天気も良く、ビアガーデンの次は湖へと向かいます。
ミュンヘンから南へ50キロ、オーストリアまで20キロに位置するテーガーン湖(Tegernsee)は美しい湖水リゾート地、わが友カリンの話による「ここはミュンヘンのお金持ちの別荘地で、そりゃ、もう高いんだから」由緒正しい避暑地なのです。


746年にベネディクト派テーガーン修道院(Tegarnsee Abby)が建てられ、その後1803年に修道院が開放され当時のロイヤルファミリー、ヴィッテルスバック家(Wittelsbach)の避暑宮殿として使われたとあります。風光明媚なところに建ってるし、大きさも手ごろだし、気候は良いしぃー、その当時の皇帝が「ちょっと貸せや~」てな感じでのっとってしまったのでしょうか。

現在はヘルツォークリッヒビール醸造所(Herzoglich Brauhaus)が使っております。一階はもちろんビアホール。修道士達が作り始めたビールの歴史。。。結局この建物また元の古巣へ戻った感あり。

あちこちで燦燦と日を浴びて寛ぐ人や、白い帆を膨らませて優雅に湖水を滑るヨットなど湖水リゾートの優等生的風景が広がります。
泳いでいる人はあまり見当たりませんね~ あ、あそこにお二人いらっしゃいます!

主人の投げた小枝を目指して必死で泳ぐ2匹の犬のようではありませんか。がんばってくださいましぃ~
向かいのベンチで日光浴をする中年婦人2人。


「あんた、ええ色に焼けたな。私は顔面もろ焼けで鼻の皮がむけたわ、焼き入れすぎや。」「私はビキニで全身こんがりと焼きあがったわ、けど、足の裏がまだやなぁ、どうやったらうまく焼けるやろか。。。」 というような会話をしておられるのでしょうか。(してませんね、きっと。)

ランチがまだでした、今度は山です。ふもとの町からヴァルベルグ山頂(Wallberg)1620メートルまで一気にロープウェイで登っていきます。




さっそく山頂レストランでヴァイスヴゥルスト(白ソーセージ)とビールを頂きました。白ソーセージを食べる時、いつもカリンが言います。「これね、食べるとき外側の皮を剝くのよ、それでハニーマスタードをつけて食べるの。知ってる?」、私 「知ってるって。何回も食べてるもん。」「そうか、そうか、ミュンヘンに来る日本人が皮ごと食べてるの何回も見たわ。グフフフッ」「あっ、その話も何回も聞いたわ。」
修道女もぐいぐいビールをあおっています。


ベルリンやミュンヘンの街のあちこちに良く手入れされた教会がありますが、礼拝に行く人を見かけたことがありません。そして、私の友人で教会に行くという人はひとーりも居ないのです。 2006年の統計によるとドイツ人口キリスト教徒68%。そのうちプロテスタントとカトリックが約半々らしいです。
ここでカトリックと後発のプロテスタントの違いをおさらいしてみましょう。プロテスタントは教皇、教会の権利を認めていません、よってミサは行いません、プロテスタントは聖書中心主義なので、カトリックの秘蹟を認めません。プロテスタントの牧師は信徒と同じ身分なので結婚できます。同じ理由から信徒の懺悔を聞くということはありません。プロテスタントにマリア信仰はありません。プロテスタントは聖人を認めません。プロテスタント側から言及すると、ない!とか、必要ない!とか認めない!とかが多いですね。
私のドイツの友人は少なくとも、日本の一般人同様どこかの宗教に属しているけれど、日常的に問われることもなく極めてリラックスした生活を送っているようです。かくいう私もそうでございます。

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