7/01/2010

呪いの、のろいの切符自販機

晴天の続くベルリンです。


ベルリンの地下鉄のチケット自動販売機はなんて悠長なんでしょ。私はこれで何度電車をやり過ごしたことか。。
コインを入れてから一瞬機械が考えます。
私はいつも4枚8ユーロというお得切符を買うんですが、ご丁寧に一枚ずつ出てきます。一枚出て5秒くらいしてから次のが出て、それからまた5秒して。。まだぁー??やっと全部出た。おいっ!おつりは??おつりはチケットの後からよーん。。。
切符4枚買うのに30秒くらいかかる。信じられないのろさ。ちょっと考えてみて下さい、日本のCMは平均15秒です。アメリカのそれは30秒ていうのがありますが、長いですよー30秒って。
2ヶ月前、NYから来たせっかちな私は切符がポソッ、ポソッと落ちる度に横から手が伸びてさっと切符を横取りさられやしないかとビクビクしていたのものです。
何事もお金の出し入れの際は前後左右に注意!がNYの鉄則なので。


ベルリンでは「切符は深呼吸しながら買うもの」なのか、それとも、もっと迅速な機械を作りたかったができなかったのか、とすればちょっとジャーマンテクニック問題ありですね。
そうそう、駅のエレベーターものろいですぅ。
チケットの紙はかなり分厚い。乗車前に日時の刻印を押す自動刻印機(Entwerter)というのがあるんですが、この刻印機もホームの片側だけにしかなかったりします。しかも目立たない控えめなタダの棒です。。。どこにあるのかわからん!(自販機横の赤い棒がそれです。)

自己責任による交通機関利用。改札口はありません。これには賛成。
むろん、無賃乗車もできるでしょう。しかし、そういうけしからぬ輩を発見するために飛び入り(!)車内検札があるのです。
ある日、電車に座っていた私、私の耳元で後からモニョモニョとささやく声が。もちろん、無視です。NYの地下鉄内の物乞いにいちいち振り向いていたら臭いだけです。
しつこいなぁと感じ始めた頃、前に座っていたドイツ人の友人が「車内検札だよ」。
振り向いた私の目に、ジャージーの上下を着てズタ袋を提げた完全私服の兄ちゃんの顔が至近距離に。兄ちゃんはDB(Deutsche Bahn)のIDをチラッと見せます。早すぎて確認不可能です。
もちろん切符はちゃんと持っていたので、兄ちゃんは「ダンケ、ダンケ」と言いながら車内をどんどこ先へ進みます。無賃乗車は誰もいません。
もし、チケットやパスを持っていなかったら40ユーロの罰金をその場で払うか、ドイツIDを見せて後で自宅に請求書が来るそうです。

こういうシチュエーションNYじゃありえません!まず、この検札士、本物かどうか皆疑います。
IDも偽造かもしれません。もし、本物だとしても車内でキャッシュの授受なんて絶対ありえません。悪くすれば、反対に袋叩きにあって集金したお金を盗まれるかもしれません。

平和の街ベルリンを見た私です。



最後においしいお話を。
イチゴの季節になって親の敵のように毎日イチゴを食べている私です。
今朝、QuarkでStrawberry Cheese Cakeを焼きました。もちろん、バカうまでした。

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