7/16/2010

トルコ行進曲

1960年代、クロイツバーグ地区はトルコ移民最大の街でした。時代は流れ、エキゾチックな雰囲気と安いレントに惹かれて住み始めた若者達が、トルコの保守と相対をなすヒップでトレンディなお店を作り始めました。今はその若いエネルギーが成熟しきって、「もう出来上がっちゃった街」の感はあります。でもでも、まだまだおもしろい地域です。

かつて地元住人の買出しどころ、現在は観光客も訪れるベルリンで最大の街路市場に成長。毎週火曜と金曜に運河沿いのMaybachfer(メイバック通り)に露天商が立ち並びます。
なにせ、安い!ぶどう一キロ1ユーロ、でっかいトルコ丸パン40セント。トルコ人家庭の食材を中心に野菜、スパイス、果物、オリーブ、チーズ、鶏肉、料理の間にカーテン縫います、コーヒーも入れます、棚も修理しまっせーというトルコ母の必需品は何でもあり。小腹がすけばトルコスナック、ビョレッキ(小麦粉を伸ばして、チーズとほうれん草をはさんで鉄板で焼いたもの)ほおばりながらブラブラ、うんまっ。


初めて訪れた時はかなり興奮しました。トルコ母のショッピングカートに足を轢かれながら(イテテ)目新しい食材を見つけては右へ左へ。2ヶ月半たった今、すっかりベルリンの人、品質を極める鋭い目で迫ります。最近目つき悪い??


あまりにスルメに似ていたのでついつい買ってしまった「トルコするめチーズ」、スルメのように食べてみたら超塩辛かったっす。


オリーブも安っ、NYの半額、ならば日本の10分の一か。リースリングのお供、色々取り混ぜてレモンとオリーブオイルを垂らりとかけて頂きます。


なぜこんなに安いのか。理由は簡単、2流3流の野菜だから。葉っぱ物の野菜はごまかしようがないので、問題なく新鮮です。ブドウなどは房から取れて見栄えが悪くなった粒々を寄せ集めてパッケージにして売ってます。ちなみに青ブドウはインド産でした。アボカドは”今日か明日には絶対食べてね、その後は知らんよー”みたいな。

熟れ熟れで何が悪い!!でしょう?
秘密のテント裏を私は見た!晴天白日、トルコ親父が股にバケツをはさんで、うっすらと白と青の真綿に包まれたパイナップルをタワシでガシガシ洗ってるのを。それって黴でねー

いいじゃぁないですか、手間暇(!?)かけたのにこの安さ!
トルコ人生活支援マーケットよ永遠なれ。
Teşekkür ederim(テシェッキュルエデりム), Thank you, 感謝

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