9/04/2010

プラハぶらぶら

友人のたっての願いでチェコのプラハ、そして友人がまったく興味を示さず私が行きたかったハンガリーのブタペストという2都市を選んで旅行してきました。

建築を目指している人なら、死ぬまでに一度は行きたいプラハー。
建築家になることを考えたこともない私は口あけて上向いて歩きながら、右も左も見にゃならんー。友人の感想は「まるで映画のセットのようだ。。」私はそのような短絡的な印象を持つかわりに、これほどの建築群を維持していくのは街として予算も大変だろう、どこで観光客から金を巻き上げているのか、エジプトのツタンカーメンの様な個体なら{お金払った人だけにしか見せてあげない!!}と隠してしまう事はできるが、建物は誰でもどこからでも見えてしまうー、などと旧市街の美しい町並み歩きながら思いにふけったのでした。


友人が映画のセットのようだとのたまった建物群。(そう言われれば。。)

20世紀初頭パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラックに代表されるキュビズム(Cubism)運動がフランスにおこり、絵画だけではなく唯一建築に応用されたのがここチェコのプラハ。富裕商人のデパートとして1911年ごろヨゼフ・ゴチャール(Josef Gočár)によって設計されたこの建物はキュビズム色満載です。時代を経て銀行になったりオフィスになったりしながら、これではイカンと2003年このキュビズム代表建築を世界に広めるためチェコ・キュビズム美術館(Muzeum Českého kubismu)として生まれかわりました。キュビズム絵画=平面であらわすとどんな美人も人間かどうか分からなくなりますが(あれですよ、ピカソのあれ)私はピカソのキュビズム美人画を見ると谷岡ヤスジの「アサー!」を思い出します。(なんでやろ。。)
しかし!立体であらわすと多角、多錐の形の組み合わせでこんな感じになるのですよ。


併設のカフェの椅子もこんな具合。座りにくそ~.



きつい坂を上ってプラハ城に12時前に着くと偶然、衛兵の交代式の時間でした。もちろん、興味はありません。でも、せっかくだから見てみようと人ごみの中を待っていたらこのシスター様にどーんと押しのけられました。


病人を世話するのか自分が世話されるのか知りませんが、いずこもこの職業の方々は押しがきついよーで。

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