8/14/2010

サーカスナイト

バルト海リューゲン島の2日目です。アルテファー(Altefahr)という街のはずれの原っぱに忽然と現れた巡回サーカス!日本ではもう目にする事もない究極の田舎の娯楽。ヒネて甘やかされて堕落した現代のお子様を騙すには相当規模の出し物を用意しないといけない昨今、このサーカスは我々が求めていた東の匂いのプンプンする落ち武者サーカスかも!

7時の開演前、テントの回りに停まっているトレーラーの傍で走り回っている一座の女の子が居ました。
カメラに一瞬照れて身じろいで、さっとポーズ。さっすがー。


飼い犬もクロ(今日からクロ、鼻が黒かったから)も愛想振りまき過ぎ。


大分年季の入った風情のテント、駄菓子を売るトレーラー、テントの横で草を食むラクダ3頭、馬4匹、山羊、勝手に増えて今は6匹(あまりに懐いていて、犬が山羊髭つけて走ってくるのかと思いましたよ)
芸人たったの6人、青息吐息、ちょっと猥雑で、ちょっぴり悲しいサーカス一座。今夜の客は18人、明日のランチはまたニシンの酢漬けだけかなぁ。
さあ、気を取り直して頑張って行きましょう!

撓るタイトロープの上をチャイナ傘持って行ったり来たりするだけのメタボ姉さん、親戚かしら?体重80キロはある鳩使いのおばさん。えーっとあのメタボ嬢はさっきまで口上を述べてたし、おばさんは駄菓子を売ってたな、切符のもぎりのお姉さんはブランコの上で逆さまになってたし。。。ピエロのおっちゃんは火噴き男に変身。
さっきの女の子は銀ラメ衣装で腰をふりふりフラフープ。
今夜一押しの出来かも。
総勢6名、我らが"Renz Circus"!!! 皆さんご一緒に!!

          We are family ♪
          I got all my sisters with me
          We are family ♪
          Get up ev'rybody and sing


もうひとつのサプライズは突然現れた(こんなん多いですね)彫刻の森ならぬ彫刻公園。

ウセドム島に向かう途中のカッツォヴ(Katzow)の広大な野原にニョッキとニョッキと立つ鉄、石、木でできた彫刻の数々。
ホームページによると"The Sculpture park Katzow"は1991年にトーマスラデロフ(Thomas Radeloff)という彫刻家が3つの彫刻を設置し、その後地元の協力を得て東ヨーロッパ、特にポーランド、エストニア、ラトビアのアーティストを中心にサポートしていましたが、評判が広まるにつれ全世界から作品が集まり、現在は18ヘクタールの土地に80の作品があるそうです。日本の彫刻家の作品もあるらしいですよ。(広すぎて探すの大変)


こちらはアンクラム(Anklam)の街で見かけたどっきりHairのアート作品。


ヨーロッパのおばさん達は髪にお金をかけるみたいです。頭燃えるようなオレンジ色とか濃ゆーい紫一色とか、ヘアーで自己主張ですね。

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