8/13/2010

ドイツ北限近し本日も晴天なり

バルト海 (Ostsee,英語Baltic Sea)に海を見に行ってきました。ベルリンから車で約2時間ほどアウトバーンを走るとドイツ一大きな島リューゲン島(Rügen)を見渡せるシュトラールズント(Stralsund)に着きます。 2008年にできた埠頭のオツェアノイム水族館(Ozeaneum)の威容さが目立ちます。
すわ、フランクゲイリー(Frank Gehry)作か?と思いましたがドイツのBehnischという建築事務所の設計でした。




国土の広さの割りに海岸線の少ないドイツ、6月の声を聞くと人々は海へ海へと向かいます。
ビーチの風景はどこも同じだわぁ、皆裸になって。(って当たり前ですが。)30分で飽きてしまう私です。しかし、ここの砂質は良かったです。砂というより灰に近いので足裏に心地よ~い。ベルリンで夏が終わっていたというのにここ北海岸は日差しもきつく絶好のビーチ日和、皆さん最後のあがきです。焼きたりない方、もう後はありませんよ!



このビーチキャビン(勝手に命名しました。)は日本でもアメリカでもあまり見かけませんよね。


籐で編んだ日よけベンチ、現地ではブンガロー=バンガロー(Bungarow)て呼ばれてました。古き良き時代の香りがします。その時代、女性は太ももが隠れる丈のブルーと白のストライプ水着、同じブルーのリボンのついた水兵帽を小粋にかぶってボーフレンドと仲良く並んでおしゃべり。
ところがですよォー、現代はですねェ、二人がけのシートが並んでるのに座れない。小さすぎる。。


夫に押し出されて、しょーがなく砂浜にころがるトドじゃなかった妻。
アメリカでこのビーチキャビン、どおりで見かけないはずです。

リューゲン島のほぼ南に今度は2番目に大きなウセドム島があります。リューゲン島はまったく平坦地で穀物やとうもろこし畑が続きました。ウセドム島に向かう途中の細い田舎道、並木の枝の緑のトンネル、その合間から刈り取ったばかりの淡黄色に輝く畑の海の向こう、こんもりと丸い立ち木の深緑が臨めます。トスカーナの田園風景にも匹敵するほど美しい。
このような田舎道でも制限速度80キロなので、のんびりーというよりかなりのスピードで飛ばして行きます。
ドイツのアウトバーンは制限時速なし、200キロくらいで飛ばして行く車をちょくちょく見かけます。(こわっ!)1930年代、第一次世界大戦敗北後の社会不安を背景にナチ党政権が経済政策としてアウトバーン計画をぶちあげ、プロパガンダにも利用されたらしいです。ナチ青年党員はアウトバーン建設に6ヶ月無償勤労奉仕。アウトバーンの高速道路ネットワーク計画が後にドイツを世界屈指の自動車大国にのし上げて行った。。
高速で飛ばせば道路も傷む。
この道なんか変じゃないですか?


そうなんです。パッチワークのように道路のあちこちが修繕してあるんです。延々と続く路上パッチワーク。でも、どうやって?(まさか人力じゃあるまいし)
路面の段差を自動センサーで察知してパッチして動くパッチぐるまがあるのでしょうか。ジェリーロールみたいな柔わ柔わアスファルト巻きが車の下についていて、大きさに合わせてカットしてぺたっ、ぺたっーっと。(そんなアホな)道路の幅全部?または片側だけをカバーする幅広車?
あー見てみたい、やってる所を。アメリカじゃ、こんな節約の精神ないですよー。ちょっと傷んだ箇所があれば一気にドドォーっとゴミも全部混ぜ込んでローラーでNewアスファルトにしちゃいます。(ドイツを見習いたまえ!アメリカ道路公団!そんなんナイですけど。)

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