6/22/2010

クラインガルテン、ビール瓶、美と醜

自転車で近所を走り回ってるうちに、クラインガルテン、スイスではシュレバー農園、日本では市民農園、ついでに英語ではAllotmentGardensという場所に迷い込んでしまいました。
19世紀、ドイツのモリッツ シュレバー(Moritz Shreber)が、産業革命後都市に住む子供や若者が病に冒されることが多い為、精神と肉体鍛錬のために農園で菜園作業をさせたのが始まりとか。
敷地を100区画くらいに分けてあって、年会費1万円程を払えばラウベという小さい小屋(本来は農具置きの小屋)付の土地を借りられるらしいです。ただし、人気のある市民農園は順番待ちとか。




歴史と由緒のある市民農園、都会のアパート暮らしをするおっちゃんおばちゃんの憩いの場所。ちっこーいラウベに電気も水道も引いて一部屋だけ山小屋の趣。その回りにお花や野菜をてんこ盛り植えて、見上げればサクランボがタワワに。。ああ、美しい。窓の外にはスイスの山々が。。って想像すればほぼ完璧よね、おばちゃん。
地面に落ちたサクランボを拾ってさっそく味見させて頂きました。もちウマかったです。

ベルリンのビルというビルには落書きが施されている(落書きがないと違和感が感じる程なので敢えてこのような表現に。)のですが、これは拭っても、ペンキを塗り替えてもまたサッとやられるので、どこも匙を投げてる感じ。それと解せないのが割れて粉々になったビール瓶の散乱。
公園や路上に散乱してるんですよ。
ニューヨークで、もし酔っ払いや悪がきがビール瓶割ってるの目撃したら、即誰かが警察呼ぶと思います。割れたビール瓶=凶器ですからね。




しかし!!ここへ来てすでにひと月半、まだビール瓶割ってるヤツを見たことないんです。こんなにそこら中に散乱してるのに、いったい何時、誰が何のためにやっているのか?
ビール瓶割って楽しいですかぁ?今の生活に嫌気がさして、やるせなくて思わず路上に叩きつける?ドラッグ中毒者かなっ?多分?彼らはペットの犬連れて結構優雅そうに見えますけど。
週末の夜は若い男女ほぼ全員、500ccのビール瓶をぶら下げて歩いてます。たまには若い女性がワインの瓶をラッパ飲み。そんな格好見たらお母さんびっくりすると思うけどなー、えっ?お母さんも若い時やってたからまったく問題なしって。
やっぱし。

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