10/18/2010

冷気は足元に忍び寄る

残り少ないベルリン生活。5月に来て早半年、やっと目と耳と胃がベルリン仕様に変貌を遂げようという矢先NYへ帰国。冬を経験すれば皮膚も完璧硬質ベルリン対応になれたのになぁー。
日差しもどんどん短くなっています。お天気の良い日を見計らってハイキングに行ってきました。思い立ってちょっくらハイキングに行けるのがベルリンの良いところ。
ドアツーエントランス(Door to entrance)で30分。家を出てからグリューンヴァルド(Grünwald)の広大な自然保護地域入り口までかかった時間たったの30分。緑の森っていう名前だけあってクヌギや樫の森がずっと続きます。もちろん動物もいっぱ。自然保護地域(Naturschutzgebiet)フクロウさんの監視付き。


手書きの案内石がなんともナチュラル、好い感じ。


猪さんが全身で耕された地面。猪軍団ご一行様の通過した後はすんごい事になっています。何かうみゃーモノでも見つかったでしょうか。土が滋養に富んでいるので、彼らのお目当てはきっとミ、ミ、ズ。


雑木林を抜けて高台へ続く階段を上るとベルリンが一望できる広場がありました。カイトを飛ばす人(ドイツ人、カイト好きと見た!)模型飛行機を操る人、月曜の真っぴる間、我々同様お暇な人がいっぱい居るようです。


下界におりてみれば、まだ4時過ぎですが太陽はそそくさと地平線に向かってまっしぐら、あっという間に地面から足へと這いあがる冷気。ちっ、ベルリンも底冷えするわい。
2009年睦月「京都さむっ、ぞくぞく寒いっ、家の中が外より寒いとはこれいかに!」なんてぼやいていたら「えー、NYの方がもっと寒いでしょ」と何度も言われました。実際、気温だけ比較するとそうですが、NYの冬は気温マイナスでもそれほど寒く感じないのです。
体感温度を数値に表した(がる)学者がいて、現在は湿度に着目したミスナール式と風速に着目したリンケ式が使われているそうです。気温、湿度、風速によって人間が感じる温度は異なってきますが、ミスナールの体感温度によると気温が10℃以上のときは湿度が上がれば上がるほど暑く感じ、10℃以下のときは湿度が上がれば上がるほど寒く感じる。
NYと京都の冬の体感温度の違い、これにぴったり当てはまります。NYの1月の平均気温は摂氏マイナス3.3度(華氏26度)、平均湿度は30後半から40%台。兄測らんや!(あにはからんやデス)京都は60%台、しかも気温が零下になることは稀です。マンハッタンは岩盤の上に立ち、京都はじっとり湿った盆地都市。そのうえNYはどんなアパートであれ、冬の暖房は市の条例で決められているのでどこへ行っても部屋の中ポカポカ。真冬に窓開けて涼を取るっていうほど暑い(熱い)アパートもあります。(古くてヒーターの調節が効かないため)エコマインドの人はこういうアパート、住むに耐え難いと思うなあ。


ベルリン、ジャンダルメンマルクト(Gendarmenmarkt)で。
ペディキュアの次マニキュア、まだかしら早くやって欲しいわ。。。(イライラ)ちょっと、私裸足で寒いんですけど。実はこれ、特殊蒸気のようなもので洗浄中というかお手入れ中。

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