10/17/2010

ドリップそれともカプセル?

紅葉はめでる間もなくあっという間に落ち葉になって地面に積もりに積もっている今日この頃です。いつか誰かこの大量の落ち葉掃除するのかしら、心配になってきました。



雨に濡れた石畳を覆うグラデーションも美しい落ち葉、そりゃ見とれてしまう程だけど、坂道で普通の歩き方=前足かかと着地を行うとヒジョーに危ないんですけど。誰も転んでるの見たことないな、ドイツ人注意深いのぉ。


ところで今日はコーヒーの話をちょっと。はい、コーヒーおいしいです。クレーマ(Crema,クリープCreapじゃないですよ。)のないコーヒーなんてコーヒーじゃない!クレーマは泡の事ですが、こちらで普通のコーヒー(Tasse Kaffee)を頼むと圧力をかけて一気に出すエスプレッソスタイルのコーヒーが出てきます。満員のカフェでは一日中、ガガガーーゴォー(コーヒーが出てくる音)ジュジュジュッ、シュッパッ、シュワシュワー(ミルクを泡立ててる音)コーン、カーン(コーヒーを箱に捨てる音)が響いてます。皆さんのコーヒーにかける情熱は相当です。デパートのコーヒーマシーン売り場、巨大。


最近ドイツでも宣伝し始めたネスプレッソ(確か京都大丸にも特設コーナーがあってネスプレッソ飲めましたよね。)チョコレートかしらと思うような美しい色のコーヒーカプセル。

TVコマーシャルはこんな感じ、CMキャラクターのジョージ・クルーニー(この人節操なくヨーロッパでは色んなCMに出てます)、高級ブティック風ネスプレッソクラブでお買い物。扉を出たところで巨大な家具が頭上から落ちてくる。画面は変わって天国の階段を上るクルーニー、そこで待ち受けているのは天使の輪を戴いたジョン・マルコヴィッチ。
クルーニーが「あのっ、これさっき買ったんですけど手土産です」(多分そんな感じで)ネスプレッソのバッグを差し出すとマルコヴィッチが「ほにゃらら(ドイツ語不明)」短い台詞。多分、「ちょーど飲みたかったのよ、気が利くねぇ、帰って良し!」再びネスプレッソのお店でお買い物をするクルーニー、今度は扉を開けても大丈夫、颯爽と出ていったのでした。意味フメーっ、でもまっ、有閑マダムはクルーニー様のお姿だけで十分満足なのね。

スイスのネスレ社 (Nestlè) が初めて高級カプセル式エスプレッソコーヒー、ネスプレッソ(Nespresso)を売り始めたのが1996年。初期はさほど成果があがりませんでしたが、ターゲットを富裕層の有識者階級にしぼり高級デパートや高級モールの特設コーナー、会員クラブなどの新戦略が当たり一気にブレイク。クルーニー氏の尽力も大。
ところが!最近、10年間ネスプレッソ社でCEOを勤めたジャン・ポール・ガイヤール氏がエシカル・コーヒー・カンパニー社 (Ethical Coffee Company)という対抗会社を設立。この人はネッスルカプセルコーヒーを独占市場にまで引き上げた立役者なのです。エシカルカプセルは10個入り2.60ユーロで発売。(市場で一番安い!)ちなみにネスプレッソは3.70ユーロ。そして、謳い文句は{エシカルのカプセルはネスプレッソマシンでも使えます!!}これって☆マークですよね。ネスプレッソ危うしー。
ネスプレッソマシーンも持っていないし、これってスイスの話だろ?未だに前回のスイスのしがらみを引きずってんのか?はっ、恐縮だす。。


ハッピーハローウィン!これでお許しを。

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